ポケ文太郎

キラー・ナマケモノのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)
2.5
2023年 アメリカ🇺🇸

アニマル・パニックものは数々あれど今度の殺人アニマルは“ナマケモノ”🦥

アメリカの大学女子寮ではお馴染みの学生クラブ、主人公の女の子はそのクラブのトップになりたくて珍獣ナマケモノを飼って注目を集めようとします

そこからお約束の“ナマケモノ”学生たちの連続虐殺が始まるのですが…
これが今の時代の殺人描写なのか?
死体がタテスクロールのごとくポンポンと出てくるだけ
かなりナマケモノは残虐な殺し方をしているようなのですが実際の“殺人”描写は映りません

ナマケモノが中途半端なCGじゃない点は好感がもてます
でもそのせいでリアルな感じはゼロでまんまぬいぐるみです

本作は(もちろん)ホラーコメディなのですがあまり笑えなかったです
この辺も世代ギャップなのかな😔
終わりの方に中年の寮長さんの死にぎわの“長台詞”があるのですが…そこが一番面白かったです笑

過去のB級ホラー映画の構図や展開、仕掛けなんかをパクって繋ぎ合わせた風でもあります
決してオマージュではない!
だからストーリーも含めてツギハギ感がハンパなかったです

救いは役者たちがまあまあ上手かったこと

脚本兼プロデューサーのCady Laniganは本作のコンセプトを"like Mean Girls meets Happy Death Day with a touch of Gremlins 『ミーンガールズ』と『ハッピー・デス・デイ』を足して少し『グレムリン』を加えた感じ"と言っているらしい(wiki参照)
この段階で「ホラー愛」はないと確信🤣

本作の制作陣は主人公同様、荒唐無稽なキャラクターでバズらせたかったんでしょう
その趣旨を理解すれば楽しいホラー映画なのかもしれません
ポケ文太郎

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