サーフ

キラー・ナマケモノのサーフのレビュー・感想・評価

キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)
3.2
予告編の段階で「B級映画」臭プンプンしてたけど、本編も紛うことなきB級映画。

SNSで人気者になり、女子寮の中のトップを狙うエミリーは、ある日一匹のナマケモノと出会う。
エミリーはこのナマケモノを寮のマスコットにして、ナマケモノと共に彼女自身の人気も獲得し近々行われる「女子寮長の選挙」打って出ようとしていた。
だがこのナマケモノ、緩慢な動きで愛くるしさを見せるだけでなく恐ろしい凶暴性を持っていた…と言うのが大まかなストーリー。

凶暴で人に襲い掛かるナマケモノのビジュアルのクオリティが正にB級映画といった感じ。"生き物"というより"パペット"にしか見えないシーンが多々あり、怖さは若干削がれてる。
でもナマケモノの完成度の低さが「ナマケモノ自体のユルくて可愛い感じ」に繋がってるので長所でもあり短所であると言えるかも。

ただ、この映画、ナマケモノである必要性は最後まで見えてこなかったな…。行動原理もイマイチよくわからんし。
主役がナマケモノなのは「のんびり動く生き物」が「俊敏に動き殺戮を繰り広げる」というギャップを狙った物なのかな。

ストーリーの進め方も粗さが目立つしツッコミどころは満載。でも全体的にバカバカしくて思ってた以上に楽しんで見れた作品。
ベースにある「女子寮のトップをかけた戦い」というのが既にバカバカしいし、出てくる人たちみんなどうかしてる。
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