このレビューはネタバレを含みます
マルチバース共演も良かったけど、改めて見ていいなって思ったのって、ラストなんだよね。
なんというか、彼のヒーローとしての独り立ちというか、子供から大人へ、
もちろんアイアンマンにもポッツやハッピーとかいるけど、そういうんじゃなくて、表現が難しいけど、今まで先輩に助けられながらなんとかかんとか収拾つけてきた。
てんやわんやなのはスパイダーマンの味でも一つあるけど、
最後の寂しさのあるシーンは「大いなる責任」をもった大人への一歩を感じた。
はじめて見た時も、あの肌寒そうな部屋とミシン、無線傍受からの夜のクリスマスの街をスイングするシーンにめちゃくちゃ興奮したんだよな。
今までのスケールの大きいスパイダーマンも面白かったけど、ここから親愛なる隣人としてのスパイダーマンが始まるのかって、また誰にも知られず、ハイテクのスーツもなく戦うのか、きっと新しいスーツはチクチクして股に食い込むんだろうな。