きはるのずん

52ヘルツのクジラたちのきはるのずんのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.9
完成披露試写会にて鑑賞。

キャストの方々の演技の凄さから、とにかく引き込まれてしまいました。

そして、善くなるどころか悪化してる社会問題や課題、ニュースとして取り上げられることの様々がリアルに描かれていて、見入いる程、観終えた後にも心への重さはなかなか消えないですが、同時に人との出会いや繫がり、優しさや思いやりが繋がっていくことに心が温かくなり、目頭が熱くなりました。

それから、一体どれだけの声にならない声や、かき消されたりしまっていたり、まだ誰にも届いてない声があるのだろう…

と考えずにはいられなくなるような、

自分にできることはなんだろう…?

人の生活や人生、命に関わることと向き合うことは決して容易ではありませんが、鑑賞したら今後の何かを良い意味で変化させるような、深く考えさせられる作品だと想います。


*2回目の鑑賞後、スコアを+0.1で以下を追記。

2回目の鑑賞では、1回目でもかなり引き困らましたが、それ以上に引き込まれ、自ずと涙が流れていました。

また、劇中の音楽の善さから、サントラが欲しくなりました。