筋肉モリモリマッチョマンの変態

52ヘルツのクジラたちの筋肉モリモリマッチョマンの変態のレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
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アホみたいな映画。

ヤングケアラー、ネグレクト、トランスジェンダー等々ありとあらゆる「深そう」な社会的テーマに向き合うわけではなくピンポンダッシュしていく映画。

志尊淳のキャラはその秘密云々関係なくずーっと台詞と行動が気持ち悪い!アレ「善きもの」としての描かれてる?新興宗教の勧誘かストーカーにしか見えない!アホ少女マンガの当て馬キャラみたいな専務は明確に「嫌な気持ち悪さ」で描いてあるけどどっちもどっちやで。

なんかテーマだけは最近っぽいけど描き方が古過ぎるって。

他のキャラのセリフもみーんな嘘臭い!小説で読むと自然なんかもしれんが。

杉咲花の演技は市子に続き素晴らしい、あの説明セリフを演技力をもってなんとか自然に聞こえさす剛腕たるや。

とにかくセリフも映像も説明多い。背伸びする足元だけ写して「身長差のあるキスを表現するあだち充的描写だな」と思ってたら普通にその後キスシーン写すしな。 

西野七瀬はタンカだけめちゃくちゃ上手いのがおもろい。なんであんなにスレた役が多いんだ。「殺すぞ!」は堂に入り過ぎてて笑った。

「正欲」、「市子」、「夜明けのすべて」と邦画良作を引いてきてたからコレはツライ。
杉咲花がもったいないって!