ナオト

52ヘルツのクジラたちのナオトのネタバレレビュー・内容・結末

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

思ってた以上に辛く悲しく重いストーリーやった。貴湖(杉咲花)が親の介護に頑張りながらも母(真飛聖)に虐待を受けて可哀想やった。自殺しようとしたところを美晴(小野花梨)と安さん(志尊淳)に救われて、親の虐待から逃れるために自立できるよう支援したりと良い人やった。安さんがトランスジェンダーだったのは衝撃的やし、自殺してしまったのは残念。

一方で琴美(西野七瀬)、新名(宮沢氷魚)がどうしようもない。まず琴美やけど、シングルマザーで自分の子供にDVをして、捨てるなんてあり得ない。貴湖にビールぶっかけたり、彼女に子供を押し付けて、自分は別の男と一緒にどっかへ行くとかとんでもないクズやった。新名も最初は良い人ぶってたけど、専務を下された瞬間、貴湖にDVをしたり、安さんがトランスジェンダーであるのを暴露し、自殺した要因にしたなどもこちらもとんでもないクズやった。

感想としては、何といっても杉咲花、志尊淳、小野花梨が素晴らしい。なぁちゃん(西野七瀬)、宮沢氷魚もなかなか衝撃的やったし、爪痕を残したかな。来月に上映されるあぶない刑事では刑事役と今回と正反対の役やから興味深い。その反対が真飛聖で、前作のマッチングは刑事役やったけど、今回は貴湖をDVする貴湖の母役で、こちらも衝撃的やったけど、マッチングの刑事役のほうが個人的に良かった。

[補足]3月10日の日曜日にまた観てきた。美晴がとても良い人でこんな出来た人間はなかなかいないと思う。安さん自殺しないで生きてて欲しかった😭
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