ジェニファー

52ヘルツのクジラたちのジェニファーのネタバレレビュー・内容・結末

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読。しみじみ良い映画でした。大切な1本になりました。

ストーリーも良かったが、各々の役者陣 老若男女素晴らしかったです。
脇役の汚れ役だった西野七瀬も頑張っていましたね。女優をやっていくんだという気概を感じました。
倍賞美津子も、皺が増えていて最初は誰だか分からなかったけれど、なんだか勇気をもらえる年の取り方を見せてもらいました。
主役の杉咲花ちゃんの芸達者ぶりは言うまでもなく、志尊淳も難役を良い意味でそつなくこなしていました。元々愛らしいお顔立ちだったので、卒アルも納得!でしたね。
そして、宮沢氷魚!登場時から漂うモラハラ気質を上手く匂わせていました。本当にこういう人いそう。

お話しに関しては琴線に触れまくるもので、周りの人たちも泣いている人が多かったです。私も堪えきれず落涙してしまいました。

そして、今作も最後の最後でタイトル 52ヘルツのクジラたち ドーン
納得でした。なんとなく思ったのだけれど、誰もが大なり小なり心に傷を抱えたクジラたちで、時々こっそり1人で泣いているのだと言われている気がしました。