このレビューはネタバレを含みます
2024 映画館 #11
市子の圧倒的な演技が印象的だった杉咲花さん。そのインパクトの余韻で今作品もチェックしました。
ヤングケアラー、ジェンダー、虐待をテーマに、それぞれの立場の苦しみや葛藤が描かれていて中々重めな作品。
現実でも当事者の声は52ヘルツの声となっていて、自分達に届いていないことを思い知らされました。
ヒールの人々は相手を理解しようとせず、自己中心的な振る舞いをしているということが分かりやすく描かれていました。
無自覚故の言動が一番恐ろしいし、決して他人事ではないなと再認識。
物語としては良い方向に向かうのではと思わせるエンドで安心。
原作も読みたくなりました。