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52ヘルツのクジラたちのKHのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
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杉咲花の無駄遣いというか、もはや終始杉咲花お涙芸だった。
久しぶりにツッコミどころ満載の映画みた。
こんなに登場人物全員を好きになれない映画を初めてみた。ここ最近で、こんなに単純悪な人物が出てくる映画なかなかない。一見繊細な映画に見せておいて、全く持って繊細さの欠けた映画。
テーマ、作風、杉咲花の演技などを考えるとリアリティを追求した映画だろうに、岡田安吾がずっと詩人みたいな言葉で語ってて浮いていた。小説じゃないんだから映画なら言葉でなく映像で魅せろ!!
あと悲劇のオンパレードはもうご勘弁。
物語に都合の良い仮想敵を作り出して、いきり立って悲劇に浸るのはそろそろ時代錯誤。こんな悲劇は絶対に許さない。
というか今作に関しては、急にサイコパスな行動に出る岡田安吾も、まず最初に警察に通報しない主人公も、二人とももどかしい。
西野七瀬の「殺すぞ」と、謎に仕事やめてきた友人が一生面白かった。
同時期に同じようなテーマの「市子」と比べられるのは、あまりにこの映画が酷。
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