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52ヘルツのクジラたちのtakusatoのネタバレレビュー・内容・結末

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

2024-021
杉咲花が無双化している。
この空気感と演技力がやばい。

生い立ちも恵まれておらず、
親からも当たられ、
介護に疲れ果てた杉咲花の演技。
そして、そこからある最悪の事態から逃れて海辺の街で暮らすその飾らない様も最高。

そして、そんな不幸であった所に手を差し伸べる志尊淳の演技も最高。この人も素晴らしい。朝ドラ以来だけどすごく良かった。

西野七瀬もね。クソ女役良かった。
もちろん、宮沢氷魚も。
嫉妬深いクソ男役、サマになってた。
この悪人2人がまた良い感じ。

しかし、ラストにカタルシスが足りない。
これは残念すぎる。
52は一体どうすんのよと。
それが原点理由。
それ以外マジで良かったんだが。
一番大事なそこがアカン。

DV、育児放棄、LGBTQ、村社会、あまりに多くの問題を描きまくる大変な映画。それに立ち向かう杉咲花がとにかく最高な映画です。
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