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NANAのfushikoのレビュー・感想・評価

NANA(2005年製作の映画)
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漫画を1巻だけ、映画も小学生の頃に観たものの当時は大人だなあーという印象だけ残っていたNANA。この歳で再鑑賞したけれど、個人的にかなり好き。まず矢沢あいさんの描く女の友情のカタチがとてもとてもよい。涙 「私たちサイコー!俺らの仲最高!」みたいな友情モノが結構苦手だけど、この、友情だけじゃなくて、愛情のある友情のような二人の関係性の儚さや、容姿も性格も全く似つかわしいナナとハチだけど、お互いが抱く辛さを解ってあげたい、救ってあげたいと相手を思う気持ちの度量が最初から同じなのがひしひしと伝わるこの優しさがとても好きだった。ナナの抱く辛さには自ずと感情移入してしまいましてENDLESS STORYのシーンは普通に泣きかけたよね(笑)あと、蓮を演じる松田龍平が魅力的すぎて衝撃。ナナみたいに、潔く生きる、と自分に言い聞かせられるような強い女性になりたい。ストラップジャラジャラなガラケーとか2000年代満載な雰囲気も懐かしい。また絶対に観たくなるのと、原作も読み進めたくなる。
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