mumbleboy

理想の恋人.comのmumbleboyのレビュー・感想・評価

理想の恋人.com(2005年製作の映画)
3.4
何故か3つ連続でドキュメンタリー映画を観てしまってそのせいかドキュメンタリーとは正反対な作品を観たいと思い今作を観ました。

ここでの低評価は承知しつつ、たまにはそういった作品でも個人的には好きという場合がありますが、今作に関してはやはり自分もそれほど高評価ではありませんでした。ジョン・キューザックのラブコメ映画、特に「セレンディピティ」と「セイ・エニシング」はかなり好きで今作も期待したのですがちょっとジョン・キューザックのラブコメ俳優としての旬は過ぎ去ってしまった後だったかなと思いました。枯れ専的な俳優に今後なるかも知れませんが今作ではちょっと中年太りな感じでラブコメの主演を張るにはちょっときついかなと思ってしまいました。ダイアン・レーンも若干旬が過ぎてしまった感はありましたがまだ中年美女としての魅力はあるかなと思いました。この2人がもうちょっと若い時に作品を撮ってたらもうちょっとヒット作になってたかなと思います。脚本もちょっと年齢相応すぎてちょっと面白みがないかなと思います。今作における一番のネタというとインターネット・デーティングかなと思いますが何だかダサい感じが面白みに繋がらないで、この2人はちょっとインテリ系なのでダサいことやってるとただダサいだけなのでもうちょっと「ポイント・ブランク」みたいにありえないけど暗殺を生業にしてるとか過激な要素を入れるとかもう少し面白みが欲しかったです。その点では「ドクトル・ジバゴ」という名画が度々取り上げられられてましたけど全然生かしきれてなかったと思います。基本的にジョン・キューザックもダイアン・レーンも素晴らしい俳優だと思うのでもっといい脚本で2人の共演観たいと思います。

しかし主演のジョン・キューザックよりも脇役のダーモット・マローニーとクリストファー・プラマーの方がイケてちゃ駄目でしょ、とも思いました。
mumbleboy

mumbleboy