ゆかちん

ヴォルーズのゆかちんのレビュー・感想・評価

ヴォルーズ(2023年製作の映画)
3.0
フランスのシスターフッドな泥棒映画で楽しめた!
かっこよく美しい女性たちのスタイリッシュなアクションもカッコ良かった。
女子会みたいなキャッキャした感じも良かったなぁ。
女同士のこういう関係ていいね。

シリアスさもあるけど、アクションコメディなので、クスッと笑えるところもあってテンポよく見やすくて楽しめた!



どんなものでも盗み出してきたプロフェッショナルな泥棒であるキャロル(メラニー・ロラン)は、あることをきっかけに引退を決意する。長年コンビを組んで来た相棒のアレックス(アデル・エグザルコプロス)と新しく引き入れた運転手役のサム(マノン・ブレッシュ)と共に、最後の仕事としてコルシカ島にある修道院に向かうが・・・。



キャロルとアレックスの関係良かった。

クライマックスでキャロルがゴッドマザーとの対峙の後、警察が来るまでにアレックスに語った

「あなたがダメなんじゃなくて、
あなたにふさわしい男がいないだけ。
聡明で強くて守ってあげなくても
生きていける女を愛せる男は
なかなかいない。
あなたには思ってる以上に価値があって
必ず幸せになれる。
だから自分を大切にして!」

…て言葉、"全女性に告ぐ!"て感じで良かった。
あなたには思ってる以上に価値があるって言ってくれる人がいるって最高〜〜!!


キャロルの引退の理由も妊娠と。
でも、相手の男性については一切触れず。
ナチュラルに女性だけで育てていくという感じ。
こういうのもフランスて感じなのかな。
でも、こういうのも自然になっていくのかな。


メラニー・ロラン美しい〜。。。
ザ・美人とはこのことかという笑。
や、ほんま、「整った美人」。
6アンダーグラウンドでもアクションバリバリでカッコ良かったけど、今作もかっこよかった。
監督もやってるんやな〜。

アレックス役のアデル・エグザルコプロスめちゃハマってた。
背が高くてハンサムで勝ち気で周りを圧倒できる強さもある。
でも、キャロルの前では可愛げのあるところも出たりして。
素になれる心を許した相手がいるっていいね。
この2人の関係が、愛情があって良い。
「愛してる」って言い合うの、恋愛とかセクシャル的なのではなくて、人として愛してるっていうのが伝わってきていい。

サムもそこに加わっていくのいいね。
サム役のマノン・ブッシュも可愛くてかっこよくて良かった。
最初は素人なところからどんどん逞しくなるとこ。
最後、アレックスを迎えにいったときの大人になった感じがとてもよかった。


しかし、四年で長くないかー?笑。


ゴッドマザー役のイザベル・アジャーニ、グッと締める感じやたな。
キャロルに執着してるの怖い〜。
今も綺麗けど、若い頃ものすごく美しそうな雰囲気やばかった。

男性陣も個性的で面白かった。
武器屋の人といい、フランス男は甘いマスクが似合うな〜。

あ、アブナーはコメディ引き受けてて良かった笑。
まさか撮影場所とは笑。



最初の、カフェで話してるような女子トークしながら任務を行い、ドローンと撃ち合ってモモンガスタイルで飛ぶところとか、アレックスの暗殺者とのタイマンとか、バイクチェイス?とかのアクションもカッコ良かった!

カラッと見ながら、なんか強くなれそうな気分になる、良い映画だなって思いました。
ゆかちん

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