Omizu

サンダウナーズのOmizuのレビュー・感想・評価

サンダウナーズ(1960年製作の映画)
3.8
【第33回アカデミー賞 作品賞他全5部門ノミネート】
『真昼の決闘』『地上より永遠に』のブレッド・ジンネマン監督のオーストラリア版西部劇。実にカラッとした人間ドラマですごくいい。

キャストがすごく良くて、眠たそうな瞳のロバート・ミッチャムがやっぱりすごくいい。本当はすごく有能で家族想いなのに一箇所に落ち着いていられないダメ男を自然に体現できている。またその妻を演じたデボラ・カーも一家を支えるしっかり者の妻だけど、その一方で落ち着いた暮らしに憧れているというキャラクターを上手く演じていた。

ロバート・ミッチャム演じる夫はかなり自分勝手でいいのかなとは思うけど家族が再びまとまって終わるのはよかったし、ちゃんと夫の家族への愛情は描かれてはいるからそんなに不快には感じなかった。

出てくる人みんないい人のカラッとしたいい作品だった。
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