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サンダウナーズのlemmonのレビュー・感想・評価

サンダウナーズ(1960年製作の映画)
4.9
デボラカーが燦然と輝く。
それも土臭く😆

目尻にシワを寄せ、屈託なく笑うカー。
オーストラリアの大地に、動物たちに、自然災害に、男たちに、負けない、その存在感。

個人的デボラカーベスト!
何度見ても楽しい😄


開拓時代のオーストラリア。
その場に留まり続けることのできない夫に付き添い17年が経つ。息子と共に定住を望むようになる妻。妻と息子はある計画を立てるが、、、

大自然の捉え方が素晴らしい!
動物たちの躍動感もあり、大スクリーンでいつか観たい!
🐏、🐕、🐎、🐨、🦘


ミッチャムとの夫婦関係にも、長年一緒に居るからこその繋がりと苛立ちとがあり、本当の夫婦にしか見えなかった。

他にも出産に、羊の毛刈りに、競走馬にと盛り沢山。
そんな中、奥さん同士でお茶するやりとりにほっこりもする。
ユスティノフ演じる英国紳士(ぽっちゃりだが😁)の存在もアクセントに!


どの物語もカーはメインではないんだが、全編通して間違いなく彼女の作品。

家族とは?夫婦とは?不変のテーマ。
他で、家族は一番近い他人とか書いてたりするが、こういう繋がりをもてる不思議も。
また家族・血の繋がりに限らないわけで、だがらこそユスティノフの存在も本作では大きい。

いろいろ思う所がある。
クスクス笑えたり、ジーンときたり、忙しい😆



この年、オスカーはテイラーの「バターフィールド8」に。自分ならカーを推すなあ😏
クラシック映画観ていると勝手に語りたくなるところであります😅
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