なかなか良かったです。
台湾の作品なので俳優さんとかよく分からなかったんですが、SARSの話。
時折実際の映像とかも挟まれていてビックリしました。
ストライキ起こす看護師さん。
自分も感染しているかもしれないけど、家にも帰りたいし、でも医師や看護師としての仕事もほっぽって帰りにくいし、などなどの葛藤がリアルに描かれていて感動しました。
「B棟の患者と接触してたよね?」
「B棟いたよね?」
「B棟行った方がいんじゃない?」
遠回しの差別発言が妙に胸に突き刺さる。
感染者は人間じゃないのかよ。と、突っ込みたくなったけど実際に起こったら誰だって心なしか思ってしまうよな。
ましてやつい最近までコロナで同じ様な状況になっていて、自分は医療従事者ではないけど実際医療従事者だって同じ人間だもんね。
娘が気管弱くて、幼稚園児の頃に肺炎にかかった事あったんだけどレントゲン写真の肺にかかったモヤがリアルにそっくりで鳥肌がたった。本当に苦しそうで丸1週間ぶっ通しで点滴。可哀想でならなかった。
映画の中で看護師さんがSARSにかかって咳してるシーンがあるんだけど本当にかかってるんじゃないかってくらい本当に痛そうな咳だった。
私もコロナにかかった時同じ様な咳が出て本当にしんどかった。
リアルで本当に良くできた作品でした。