なんとなく流れててみたやつ
途中からみたから、なんてことない独身女性の恋愛ものかと思ってたら
惑星移民Xが地球に紛れ込んでるかも？
３６歳独身でバイトしかしてない女性は「普通」じゃないから怪しい
という設定のもと
「普通」という固定観念へのアンチテーゼとともに、そこには確かに昨今問題になっている、移民難民など在日外国人への差別問題へも切り込んでいる。
が、しかし残念なのは結末で
結局のところ、Xは所謂日本社会に受け入れられやすい"良い行い"をしていて
「あたながXであっても構わない。私は人を心で判断する」という話になってしまい
それだと、「良い心を持ち、良い行いをした者だけを認める」という方向性になってやしないか？
「人権」というのは、「良い人」にだけ与えられるものでもなければ
昨今の移民との軋轢の問題は、「個人がいい心を持ってるか？」ではなく
『それぞれ違う文化や習慣を持った人が集まれる様な寛容さや配慮がある社会になってるかどうか？』だと思います。
