YAZ

牛乳屋フランキーのYAZのレビュー・感想・評価

牛乳屋フランキー(1956年製作の映画)
3.4
コメディな怪作観る

牛乳屋の顧客争い助ける為に山口
でなく長州から上京した男の話
万歳三唱で戦地に向かうかの
フランキー堺上京のオープニング
からただならぬ気配です

小沢昭一とのミニコント風や体で
見せるサイレント映画風だったりの
コメディのはずが何かずれてく

牛乳屋下宿人に現役大学生ベストセラー
作家の石山金太郎
元都知事モデルで石原慎太郎の著作や
映画化ポスターも
前年公開慎太郎デビュー作「太陽の季節」
出演者や出演者の父も出て来る
劇中「これでも小説なの?」なんて言われ
たりしてどこまで本気か分かりません

監督中平康は本作の次に慎太郎原作の
「狂った果実」を発表してます

顧客南郷さんの風貌は西郷隆盛
「太陽の季節」主演長門裕之の父が
演じております
上京したフランキーの祖父(二役)と再会
で昭和維新を!とか叫び薩長連合です
牛乳瓶をダイナマイトの様に体に巻いたり
してたりで発想飛び過ぎ凄いの観ました

宍戸錠二枚目(頬の手術する前)の助監督役
台詞もそこそこヒロインの恋人です
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