てん

コンクリート・ユートピアのてんのレビュー・感想・評価

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)
3.5
試写会にて鑑賞。

"アパートは住民のもの"

未曾有の大災害により廃墟の中で、唯一崩落しなかったマンション(劇中ではアパートと呼んでた)を舞台にしたディストピアサバイバル。

住民代表を決めるシーンが入る前半は緩急あっていいなぁと思ったけど、以降はだいたい重い話(そりゃあそうなんだけど)が続くし、展開がわかるような作りだったので、ちょっと間延びしているなと感じてしまった。

イ・ビョンホンの鬼気迫る演技は見応えあったし、各々の正義がぶつかって壊れていく様は、救いのない正解を探しているようで考えさせられるし、虚しくもなる。

2024年公開作は、今年の「非常宣言」に引き続き韓国映画でスタートしました。
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