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コンクリート・ユートピアのlinenのネタバレレビュー・内容・結末

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりにヒロイン(主人公の妻)うぜええええええええええ映画だった…最近女性の影が薄い韓国ノワール作品ばっかり見てたからバチを喰らったんだ…
ヒロイン、博愛主義すぎて状況を見れない、そのせいで主人公に迷惑をかける、アパート(避難場所)の秩序は乱す、そして最後はちゃっかり生き残る…イライラしたわ…
こういう博愛系ヒロインって今時は時代錯誤と叩かれないのか??と不思議になった

イ・ビョンホンのキャラはよかった。人生追い詰められて、立つ背がなかったはずのイ・ビョンホンにとってのユートピアは、この危機的な状況のアパートであり、その自らのアイデンティティを作ってくれたアパートのためなら命を賭しても構わない、というのは切なかったですね。(でも死体は外に捨てておこうよ、今なら捨て放題だよ)

しかしながら、もっとイ・ビョンホンとアパートの住人が恐怖とパニックでどんどん狂っていく様子を楽しみにしていたんですけど(漫画版デビルマンくらいのイメージ)、思ったよりも皆おとなしくてがっかりしました。もっと疑心暗鬼や住民同士の暴力行為とか見たかった。
所詮アパートの住人は「普通の人」だったんですね
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