このレビューはネタバレを含みます
「作品」と割り切って鑑賞。
始まってすぐ『奈落のマイホーム』の空気感を思い出した。
冒頭から大した説明もなく、何が何だかわからない状況から始まるのが、逆に没入出来て何でもありの韓国らしくて良かった。
徐々に、いろんな方向からジワジワと加速していくあらゆる狂気。
それと共に少しずつ豹変していくヨンタク(イ・ビョンホン)を見ながら、表現力のレベル違いを実感。
やはりイ・ビョンホンって凄い。
久々にガッツリ見たパク・ソジュンも、実に華があり男らしく芯のある役どころ。
緊迫したシーンが続くなか、ミンソン&ミョンファ夫妻の美しさが目の保養になった。
高層階の建物なのに「アパート」という台詞が多かったのが気になり調べたら、韓国ではアパートとマンションの概念が日本とは逆だとわかり、納得。
最終的に一番強く感じたのは、最も恐ろしいのは天災より何より人間だということ。
『パラサイト』に次ぐ韓国映画とか言われてるそうだけど…別ジャンルだと思う、私は。