どんなにディストピアな極限状況でも、つくづく人間というものは欲深くエゴにまみれ争い殺し合う愚かな存在ですね。
周りは破壊され尽くしているのに、あるマンションだけ無事という、ありそうでなかった？シチュエーション。よく考えるなぁ〜。でも、こんな状況になったら、こんなもんでは済まないんでは、、という気がしないでもないですが^^;
まあ、それはともかく、そんな中でも他人を思い、共生しょうとする人もいるんだけど、強烈な人が現れると大半は引きずられ崩れ堕ちていく。強烈な人も最初からそうなのではなく、状況が生み出すというか内在していた本性が剥き出しになっていくみたいな怖さ。それをイ・ビョンホンさんが、さすがの表現力で見せます。
現実の嫌な部分が凝縮したジャンルレスな作品で、しっかり皮肉も毒も散りばめて、その容赦ない描写はさすが韓国映画の真骨頂！って感じです。
昨年末に観ました。
