このレビューはネタバレを含みます
イビョンホンとパクソジュン出演の話題作ですね!
未曾有の大災害、周囲で唯一残ったマンションの住人たちは、リーダーとルールを決め、生き残ろうとする、ってお話ですね。
この映画、評判か良さそうで「パラサイト以来の衝撃の韓国映画」とか評されているのを見たりしたため、ハードル上げて鑑賞してしまったのが良くなかったかな。
普通に面白かったけど、期待値は越えられなかった、という感想でした! 「パラサイト」の後も、これよりもっと良い韓国映画はたくさんあった気がします。
冒頭、大災害直後で、すでに周囲の建物が崩壊している、って設定ですね。ディザスタームービーにありがちな、携帯が使えない、とか、TVの災害情報や政府の対応、等の話は全部無し、ただただマンション住人の攻防のみ、なのは新しかったのかな。
住人代表を決めて、ルールを決めた後のカメラ目線のカットなんかはちょっと明るい雰囲気で面白かった。
その後起こる事は割と起こりそうなことが起こってたかな。食料が足りなくなって住民がもめ出す、とか、イビョンホンは実は住人じゃなかった、とか。見ながら「ウォーキングデッド」とか「LOST」とか思い出されました。
あんまり好きになれなかったのは、全員何だかなあ、というキャラクターで応援したくなるキャラクターがいないところ。ま、そういう映画なんですよね。
パクソジュンの嫁役パクボヨン、可愛いかったけど、正しいこと上から言うような感じでイマイチ好きになれなかった。高見の見物?という風に見えてしまった。
パクソジュンはまだ、共感得やすいキャラではあったのかな。頑張ってたけど、私が見たいパクソジュンではなかったw もっと明るい映画の方がお似合いだと思うけど、まあ色々出てみたいのかな。
ラストは少し明るい兆しで終わるのは救いでしょうか。パクソジュン殺さなくても良かったのに。家族のために人を殺した悪人は死んで、正義感振り翳してた嫁はいい人だから生き残れたってことなの?
暗いニュースが多かったお正月になんか気分悪くなる映画見てしまった。でも人間の業を見せられて、モヤモヤしたり、考えさせられる。それがこの映画の狙いでもあり、そういう意味では良作かと思われました!