ゾンビが出ないゾンビ映画。
突如として大地震が起こり、一棟のアパートを除いてすべてが崩壊してしまう、、といういくら何でもその設定は無理がある、とつっこみたくなりましたが、ビジュアルで強引に押し切ろうとするのは良かったです。
ここが完全にファンタジーなので、受け入れられるかどうかで作品の雰囲気に乗れるか変わってくるかも。
イ・ビョンホンの怪しげなおじさん感はとても良かったです。
中盤で突如として始まるカラオケ大会。
何あれ。
しかし家父長制に縛られる登場人物たちの哀れなこと。
口は出すけど手は絶対に汚さない女性たちと、集団心理で薄れる残虐性の怖さは、何とも言えない。
オチは皮肉が効いてて良かったです。