幽斎

ダーク・パスト 不確かな正義の幽斎のレビュー・感想・評価

3.0
C級スリラーをレビューする、Scavenger第59界。原題「Buried Secrets」埋もれた秘密、ってサスペンス枠ならドレでもソウやろ(笑)。AmazonPrimeで0円鑑賞。

スカベンジャーを始めた理由が0円で気軽にスリラーに触れて頂けると言う「一応」高尚な動機が有った訳ですが、最近のアマゾンは強欲、と言うか年会費を維持する為にクソ映画でも有料化。日本はG7では最安ですがUSのAmazonプライム料金は約20.000円!。ソレだけアメリカでAmazonはライバルを圧倒する寡占と言える。ガンバレ!楽天とヨドバシ(笑)。私は読書に集中したいので、配信はアマプラのみ。

スカベンジャーは「ゴミ拾い」と言う意味ですが、知ってはりました?(笑)。ゴミにも四天王が有り、監督の自主製作映画が大好き「itn distribution」20本見て1本当たれば御の字のホームランバー。2番目が火曜サスペンスの帝王「Reelone Entertainment」白人女性に特化、野菜が高いとか世間の荒波を我関せずな別世界。3番目が「Lifetime」配信を中心とするスリラー専門スタジオ、エロもグロもない無臭だがファンサイトも有り、四天王では一番ハズレが少ない。4番目が本社がモナコに有る「DARO Filmdistribution」別名ハリウッド崩れ、時代遅れのプロットとキャスティングだけはセンスが良い。

本作は2014年に制作されたTVムービー「DARO Filmdistribution」制作。しかも、暗黒と絶望のカナダ産。地雷映画の当たり屋として、私は学生時代は茶道部部長で、風流を嗜むと言う意味で好事家と言って過言でない。学生がバイトで書いてるとしか思えないカナダの脚本をDAROがドコまで修正出来るのかが唯一の見所。カナダはアメリカ文化の盗用と呼ばれて久しいが、アメリカはイギリスから盗用したが見事エンタメに昇華。同じ英語圏でもオーストラリアの方が未来は明るい。

本作の地雷も結構な破壊力で絵面的にはDAROらしく安っぽさは無い。主演Sarah Carterは、エンドレス・スリラーの傑作「デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2」殺される大勢の一人なので、お暇なら探してね。脚本Keith Shawの代表作「ジョーズ・イン・ツナミ」能登半島地震、東日本大震災、阪神淡路大震災を経験した日本人に喧嘩を売る作品。劇伴だけ異様に盛り上がるけど、逆に真面目に見るのがアホらしい。

架空で書いた小説が実在する事件と酷似するのは、ミステリー小説でもテンプレですが、本作の場合はFilmarksのあらすじの様に説明責任は有ると思う。脚本が吉本新喜劇顔負けのツッコミ処満載、アメリカのマダム達が、よく飽きずに観てられるなぁと。カナダでドラマを作るメリットが節税(アメリカよりかなり安く)だけでは、放送終了後にクレームの電話が殺到した事だけは、不確かでは無く確かだろう(笑)。

結局、何がクライマックスだったのかサッパリ分からなかったので、暇潰しに為るかも。
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