ショーンコネリー追悼で彼が主演の007を見始めて7本目、そしてフィナーレ。
私はショーンコネリーのジェームスボンドを最初の方から見始めたので、やはり初期の驚きのようなものは小さくなる。サンダーボール作戦のリメイクと言われるが、比較しようとせずに別の映画として見れば楽しめる。
諸事情で「ネバーセイネバーアゲイン」の前に007という文字を冠さず、お馴染みのテーマ曲も流れないので、「番外編」と呼ばれるが、紛れもないない007シリーズ。
今回の舞台は、ニース、バハマ、パルミラ(シリアのパルミラ遺跡のことか?)
バハマは何度も出てきて、ショーンコネリーの最後もバハマだつたので、好きなのでしよう。
ジェームズ・ボンドは復帰トレーニングをする治療施設でスペクターの女殺し屋、そしてアメリカ空軍に所属するジャックの秘密特訓を目撃、そしてその数日後、ジャックは米空軍より核弾頭を盗むことに成功するが、殺される。
この事件を追うボンドは地中海へ向かい、大富豪のラルゴをマークする。その裏の顔はスペクターであった。そして彼のそばにはジャックの妹であるドミノがいた。
核弾頭をめぐり、ドラマが繰り広げられる。
ニースでバイクを発進する際に前輪が浮き上がるシーン、バイクの音は仮面ライダーを思い出す。日本の影響は随所に見られるので、関係者も仮面ライダーからインスピレーションを得たのではないだろうか。(勝手な想像)
お約束の、万年筆爆弾、腕時計型レーザー、改造オートバイ、小型飛行機など小道具もしつかり活躍、また、女たちとの絡みも露出度が高くなる。タンゴのダンスシーンはびつくり。
これまでは、ショーンコネリーではなくジェームスボンドとして見ていたが、今回、初めて「ショーンコネリー」が年齢相応のジェームスボンドを演じていると感じた。キムベイジンガーやローワンアトキンソンが出てきて、ようやく私が知る80時代の空気に繋がって来た感じ。
改めて、requiescat in pace.