ジャンリュック

ネバーセイ・ネバーアゲインのジャンリュックのレビュー・感想・評価

3.5
ジェームズ・ボンドのテーマ♪や
ガンバレル・シークエンスや
007ロゴの力を思い知らされる作品。

それも、それらが「無い」ことによって、逆にその大切さがはっきり分かってくる。

今作、ショーン・コネリーがボンドを演じ、話自体も『サンダーボール作戦』のリメイクだし、派手なアクションもいっぱいと、どこから見ても007のはずなのに、、、

大人の事情で冒頭の3つがどれも使えないせいか、なんとなーく物足りなさが残る。
空いた穴が特に大きく感じるのは、やっぱりあのテーマ曲かな。

考えてみれば、これまで6人のボンドが居て、それぞれ個性が違うわけで‥、例えばムーアとクレイグのボンドなんて、同じ役柄とは到底思えない。それを繋げて60年続くシリーズたらしめてるのが、テーマ曲やガンバレルやロゴなのかも。


▽おまけ
①ブロフェルド、どうせなら『サンダーボール作戦』の頃のように、首から下だけ映って猫撫でててほしかった。

② ジムでボンドが襲われた時に手にしたのは、懐かしの「ブルワーカー」

③007には(特にコネリーには)バハマがよく似合う。

④エンドロールにこんなクレジットが。
 Consultant to Producer
 Talia Shire Schwartzman
これタリア・シャイアですよね。何したんだろう?

⑤ボンドが自転車に乗る珍しいシーンがある。左折する時にハンドシグナルを出すコネリーの姿勢が、後の「小説家を見つけたら」の名シーンとそっくり。