細かいことを言えば
ツッコミどころや粗は沢山あります。
暑い暑い言いながら汗かいてないやんけ、とかね。色々ね。
「希望をみせたいならとことん絶望を描かなければならない」という考えのもと作られたこの映画は、
そのあつくるしさとテーマがしっかり伝わってくる。
信じたい、から信じた。ために現実と向き合わず辛い過去を背負った赤井さんが
最後澪とどう向き合うのか。
初めて本音を言ってぶつかり合えた来栖と赤井の攻防。こうすることでしかぶつかり合えなかった中年2人の切なさ、アツさ
まともな判断ができず自分が思う正義感が全てだと思ってしまっている部下、その正義は誰のため?
道を外れているようで誰よりも真実を解き明かすことに冷静な記者
人は環境で育ち環境で変わる。
元々持ち合わせた彼らの思いや正義感、
愛がどんな風に絡み合っていくのか
ラストシーンは必見。
2023年ー34本目
劇場ー23本目