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機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション それぞれの剣 HDリマスターのTKKKIKのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

SEEDを観た時、ラクスがアイドルだと思っていたのにお嬢様だった事に驚いていたが、自分の中のラクスのイメージがこっちのミーア・キャンベルの方だった事が分かって安心した。漠然とした記憶は勘違いじゃなかった……
本格的にキラとラクスとカガリ、アークエンジェルが動き出し、SEEDと物語が繋がりはじめたのが嬉しい。
でも折角和解したアスランとキラが袂を分かつ事になってしまったのは悲しい……。
議長への不信が芽生えたり、オーブや地球軍がきな臭くなってきたりと物語に一気に進展があり盛り上がるが、何よりもシンと強化人間のステラの関係が一番アツく、続きが気になる内容になっていた。
しかし、全4部作でありながら明らかに省略されたシーンが散見されたので、どれだけストーリーが濃厚なんだ……とも思って不安にもなる。
各キャラや勢力とそれらの関係が一筋縄ではいかない様子が観ていて緊張を与えてくれるのが作品として純粋に面白い。
シンの事も徐々に好きになってきて、アスランとシンの上下関係もまた魅力のうちと感じられる。
キラの戦いがSEED中盤から不殺を貫いており、袂を分かったアスランもまた不殺の戦いをしているのが嬉しい。
同時に、中立として戦いをやめさせようとするアークエンジェルの勢力がいい方向ではなく、悪い方向に向かっているのが複雑な感情になる。
物語が進むに連れて、誰が何の為にこの戦争をしているのかと不安になってくるが、残り半分で物語に片を付けてくれることを期待したい。
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