とりん

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション それぞれの剣 HDリマスターのとりんのレビュー・感想・評価

3.7
2024年13本目

ガンダムSEED DESTINYの総集編第2弾。
前作ではイマイチ伝わらなかったところが今回ようやく見えてくる。
シンが軍に入ってるのに上官に従わないなど、子どもらしい自分勝手さはあるけど、ちゃんと自分の正義を持って行動している。もちろん悩んでもいるし、怒りも持っている。
地球軍の一部による人体実験の果ての人間兵器が再び明らかになり、あまりにも残虐な世界観とそれを知りつつも戦うしかない選択肢が辛い。
キラとアスランも初めて戦場で交わることになり、SEEDでもあったような辛い場面も出てくる。
本作ではまた戦争のあり方についても考えさせられる。みんな戦争は嫌だ望んでないと言っているのに世界からは戦争がなくならない。その背景には少なからずそれを産業としているものや裏で動かしている策略や暗躍しているものがいるのだろう。本作でそういうのが少しずつ見えてくる。
これは決してアニメだけの話ではなくて、現実にもある話だろう。SEEDが特別ってわけでもないであろうが、ガンダムはストーリーで考えさせれることが多い。
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