おバカ犬

知りすぎていた男のおバカ犬のネタバレレビュー・内容・結末

知りすぎていた男(1956年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

本日はアルフレッド・ヒッチコックから『知りすぎていた男』をレビュー。OPが生演奏だなんておしゃれですな。お薦めしてくださったマサミチさん、ありがとうございます。

マッケナ一家はモロッコへ向かう途中、ベルナールという男と親しくなる。彼はフランスの諜報員で、死に際に政治家の命が危ないと告げる。そしてその情報のせいで、息子が攫われてしまう…。

50年以上前の作品ですが、全く古臭さを感じませんね。余計なことに巻き込まれてしまった系のミステリー。いや、むしろ携帯とか便利なものが少ない分、すれ違いとかもあって面白い。あと、礼状がないだの治外法権だの、警察がぜんぜん役に立たない。オレが当事者だったら警官ぶん殴って檻の中かもしれんわ。

見所はなんといっても終盤の暗殺劇だ。コンサートに合わせて重役を暗殺するというのは『ゴッドファーザーpart3』にもあったが、やはりドキドキする。こういうシーンは大好き。しかもこの一連のシーン、会話が一切聞こえず、音楽だけで進んでいくのが緊張感をマシマシにしている。

そして、オチがクスッとくる。そういえばお客さん来てたな笑。緊張が一気に解けて、なんだかいい気持ちになったわ。

OP、そして最後と“音楽"を上手に使った娯楽作といえよう。知りすぎていたというよりは、余計なこと知っちゃった男って感じであった。まぁ、医者なんで博識なんでしょうけど!以上!
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