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知りすぎていた男のharuのレビュー・感想・評価

知りすぎていた男(1956年製作の映画)
3.5
ケ・セラ・セラ〜♪

マッケンナ一家は、モロッコ旅行中のバスでベルナールと名乗る男と知り合う。翌日観光をしていると、一家は死にかけのベルナールと遭遇。彼は「ロンドンで政界の大物が殺される」と言うと、息絶えた。早速夫ベンは警察に相談しようとするが、ベンの口を封じようと何者かに息子を誘拐されてしまう。

ヒッチコック作品の中でも、上位にくる面白さ。知りたくないのに勝手に機密情報教えられて巻き込まれた一家の災難。とんだ夏休みです。
序盤から一家の周りを怪しいやつらがウロウロ。嫁はそれにちゃんと気づいて夫に忠告するも、全スルーする夫。危機管理が底辺。ところが息子が誘拐されると突然嫁に薬を盛り、鮮やかに息子救出の手筈を整える。あれ、さっきのバカなふり?あまりにできすぎてコイツ犯人かと思った。そして嫁が目を覚ますと、夫妻は息子奪還のため行動を開始します。結局ベルナールの遺言はかなり的確だったわけですが、本当にとんでもねぇ置き土産でした。
そしてやっぱりラストが良い!
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