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知りすぎていた男のkazunのレビュー・感想・評価

知りすぎていた男(1956年製作の映画)
3.7
ベンとジョーのマッケンナ夫妻は息子ハンクと共にアメリカからモロッコを訪れていた。ところが知り合ったばかりのフランス人スパイがベンに謎の言葉を残して死亡。息子は誘拐される。

「暗殺者の家」を自身でリメイク、カラーになって、話もより分かりやすくなりました。

印象的なシーン
・オープニングのオーケストラいい感じ
・モロッコのレストランでの食事
ジェームズ・スチュワートの長い足
・ハルクの誘拐を知った驚愕の演技
・剥製工房でもみ合う
・礼拝堂 椅子を投げ合わない
鐘楼から脱出
・コンサート合唱付き 満員
指揮者はバーナード・ハーマン本人
・狙撃手 どこかで見た人…
・ジョーの叫び←チケット無し
・名曲ケセラセラ 声張ってます

ちょっとした愉快な場面を差し込むことでクライマックスの緊張がより高まる効果がある感じがありました。

シンバルの所で狙撃される事がわかっているのでそこまでのカウントダウン的な演出が素晴らしいですね。セリフはなく、演奏の様子とジョーの焦り、ベンの場内を移動する様子が 代わる代わる出てきて、銃とシンバルに焦点が絞られる所がピークです。

ヒッチコックらしさがあって、とても面白かったです。
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