トノバンと同じ時代に青春をおくっていたら、わたしはきっと彼に恋しただろう。
スマートでアンニュイでユニセックスな空気をまといながら歌う彼の魅力がほとばしっていた。
「イムジン河」や「帰って来たヨッパライ」など以外にも、これも加藤さんの曲だったのかと初めて知るものが多かった。
それらの曲をバックに、綺羅星のごとくそうそうたる音楽家たちがトノバンについて語る映像がとにかく豪華。
とりわけかっこよかったのはイギリスでのサディスティック・ミカ・バンドのライブ映像で、今まで彼らの作品をほとんど知らずに生きてきた自分を恥じました。
これを試写会で見られたのはかなり得した気分。エンディングの大団円は自分も参加したくてたまらなかったです。
「あの素晴らしい愛をもう一度」を口ずさみながら帰りました。