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ケイコワのsamsaaraneのレビュー・感想・評価

ケイコワ(2008年製作の映画)
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お互いを利用し合う親子関係を風刺した短編作品。切り絵で描かれた絵柄は、かわいらしさと同時に薄気味悪さをにじませる。こんな親子があるのかと、背筋が寒くなってくる。

ケイコは親の期待を一身に背負ったエリート小学生。良い成績を取るケイコは、母親にとって自慢の娘だ。一方でケイコも、そんな母親を自慢している。勉強のできる娘と、その母親。一見、普通の親子関係に見えるが、どこか奇妙なところがあって…。


自分は絶対このお母さんみたいにならないと自信を持っては言えない。
高3の受験期に勉強の大切さを実感するまでは、自分の環境は退屈だと思っていたし、勉強について親に言われるのが苦痛だったけど、今は感謝してるから。
勉強してきた人みんなが幸せになれるとは言わないけど、自分の周りを見る限り、恵まれた環境があったのに勉強を頑張ってこなかった人たちは、みんな何かしらで燻ってる気がする。
その時が来ないと大切さが分からないのなら、幼い頃から無理強いされるのもしょうがないと思った。
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