Jimmy

出獄のJimmyのレビュー・感想・評価

出獄(1948年製作の映画)
3.7
サスペンス映画とのことで観たのだが、ジェームズ・スチュアートが主演すると社会派ドラマになってしまうあたりは流石!

1932年の禁酒法時代のシカゴで警官を射殺した男たちがいたが、11年後に殺人罪で刑務所に99年の刑で服役している男の母親が「息子の無罪を証明してくださった方に賞金5000ドルを差し上げます」との新聞記事を載せる。
それを見たシカゴタイムズ紙のデスクが「これを調査しろ!」と部下のマクニール(ジェームズ・スチュアート)に記事づくりを命じる。マクニールは「11年も前の事件で刑も確定しているのに取材しても無駄だ…」とイヤイヤながら取材を始める。
しばらくはデスクの言うとおり仕方なく取材していたのだが、途中から「収監されている男は無罪ではないか?」との疑念が浮かぶ。
そうした疑念が浮かぶと、マクニールは人が変わったように、収監されている男の無罪の証拠集めを徹底的に行う。すると次々と真実がわかってくるのだが、決定的な証拠が見つからず……というドラマ。

やはりジェームズ・スチュアートは「アメリカの良心的存在」であり、他の主演作なども思い出してしまった。
素晴らしい俳優であることを、どんな映画でも感じさせてくれるのは本当に凄いことだと思う。
Jimmy

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