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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のazsのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ハイキュー!!好きとして↓

85分の一試合に色々な人の色々な思いが詰まった映画でした。映画館を出た瞬間「ハイキュー!!を好きで良かった」って思えて涙が出ました。8ヶ月前にハイキュー!!のファイナルが映画と告知されドキドキしながら6ヶ月前に仙台で前売り券を買いました。この6ヶ月間、私のお財布には御守りとして前売り券が入っていました。映画を作ってくれたスタッフの皆さん、声を入れてくれた声優の皆さん、古舘先生、ありがとうございます。 学生時代友達がいなかったので1人でアニメと漫画を見て過ごしていました。ハイキューもその1つで、多分1番長く1番深くハマった漫画だと思います。人生の中でしんどい時ってまあ沢山あるんですが(なんで?ってくらい沢山あって人の力を借りたり医学の力を借りたりしないといけないくらいに苦労したり)その時にボーッと読む力がある時はハイキュー!!から力をもらうことが多かった気がします。それはつまりオタクです。ハイキュー!!の42巻の空きページに「しんどい時はともだちの顔見るだけで救われるものよ」って黒尾が言ってるんですけど、多分私にとってハイキュー!!はそれなんじゃないかなと思ってます。人生の中で幸運に出会えた素敵な友達が何人か居てくれて、ありがたい、と日々思うんですが、実際にそうだったこともあって、現実とリンクしてて、不思議に思います。私なんかにも友達おるんや、ってたまに不思議になります。なので、ハイキュー!!は私の人生の伴走者の1人のような存在です。映画になってくれて、ありがとう。ハイキュー!!のある世界に生きられて幸せです。

ここからは映画好きとして↓
原作既読なのでやたら光ってるな、と思ったのが視線誘導でした。古舘春一先生の使うコマ割りやリボンがすごく好きだったのでカメラワークがめちゃくちゃ良い仕事しててすごく嬉しかったです。監督の言葉に今回の主役は研磨、とあったようで、確り研磨を描いてくださってました。音駒ファンとしてとても楽しかったです。あとバックミュージックが最高です。これはサントラ出たら確り購入させていただきます。あ、円盤も勿論です( ¨̮ )少し残念なところがあるとすればリベロズの仕事人シーンが…。少し寂しく感じました。映画という編集カットがメインだとやはり…そうなんでしょうね…。良いんです、良いんです。ゴ決としてはすごくすごく胸が熱くなった展開だったし、テンポも良くドキドキも止まらなかった。別の意味で言うと「これホラー?」てくらい怖かったのが研磨の「面白いままで居てね」のシーンでしたね。まさか無音とは。拍手喝采したくなりました。両校のタイムアウトの時やコートチェンジまで確りとアニメにしてくださったお陰でリエーフの上に乗っかる夜久衛輔も見れましたし。ただ試合をする様子を描くだけでなく、カメラワークでその一球を落とさないためにどうしてるか、とか、その球を打つことがどう言う大変さなのかが伝わってきましたし、85分を浴びることで、より伝わるものになったんだと思います。  お疲れ様でした 2/16含めて、これから映画館通います もう一回がない試合を、何度も味わえるこの喜びを噛み締めながら、私も明日何者になるか少しずつ考えます


追記
思い返せば…
天童覚の怖い演出ありましたね、あんだけ怖い演出あれば研磨のアレがあるのも納得です
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