漫画原作でアニメ化、その途中を映画化する手法が嫌いだ。
完結編なら百歩ゆずってわかるが、なんで途中をやるんだよってずっと思ってきた。アニメで出来るだろうって。
そんな固定観念をぶち破るほどに映画化じゃないと描けないハイキューを描き切っていて思わず涙が出るほどに完璧といえる出来だった!!
80分弱という時間に冗長な部分はなく、バレーの試合をリアルタイムに体しているようで緊迫感も感じつつきちんとそれぞれのキャラクターにフォーカスも入れながら、見事に走り抜けていた。
アニメではなく繋がっている映画という時間だからこそ、込み上げてくる感動を劇場で観ているだれもが感じていたんじゃないかなって思う。
もちろん初めて観る人が100%楽しめるのかと言えばそうではないかもしれないが、つまらないなんてことは決してないんじゃないかな。
プロの試合だって思い入れなくなって感動できるときがあるんだもの。そう、思えばつまらないわけはないよね。
烏野と音駒。
どちらかといえば、猫音側視点が多く、そこがむしろ良い味を出している。
常に勝者が主人公ではないし、敗者が主役を喰う時のほうがぐっと来ることだってある。
ファンは言わずもがな感涙ですよ。
もう、潤む涙が止められなかった笑
結末がわかっているものを想像を超えて提供するという制作側からしたらとんでもない苦行ともいえる茨の道を、想像の5倍は超えてくる出来で届けてくれたことをただただ感謝します。
ハイキューが好きな人は絶対に。
絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に!!!
映画館で観なかったことを後悔するから。
観に行ってくださいっ!!!!!!!!
最後の研磨視点の演出はもう天晴れです。