劇場版ハイキュー！！ ゴミ捨て場の決戦のかつおのたたきのネタバレレビュー・内容・結末

”孤爪研磨をも応援させること”ができている作品づくりがまず凄いなと思う。
今までのハイキューをみてから来る人しかいないことを前提にしても、今までハイキューを見たことがなくても楽しめるくらいの作りに仕上げているところも凄い。
人気のあるゴミ捨て場の決戦をアニメでじっくり描かず映画として上映する意味を感じるような構成で、主役は音駒。
特に研磨と黒尾の過去シーンを節々に入れているのがとても良い。
横広のスクリーンの真ん中前から5番目で鑑賞したところ、視界一面がコートでとても臨場感を感じれたのでオススメ
いちばん難しかったであろう最後の1点のシーンをずっと研磨の目線で描くという斬新なスタイルが良すぎた。漫画ではできないことをアニメではやってほしいから本当に思い切っていてそれがいい方に転んでた
今まで練習試合をたくさんしてきた烏野と音駒だからこそ、それぞれの選手同士の関係に物語があって、特に黒尾が報われた映画だった。
ツッキーや研磨の成長と言葉に黒尾が喜んでいたり救われていたり、そういうのを感じさせてくれる映画だったとても良い
もちろん烏野も、日向の頑張りなど泣かされるシーンが多かった。

ただ、上映時間が短すぎて物足りなかった感はある。音駒を語るには十分かもしれないけど、ずっと駆け足だった。残念。