す

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のすのレビュー・感想・評価

5.0
もう開幕と同時に泣いた。
というかほぼずっと泣いてた。
実際のバレーの試合時間に相当するというその85分という時間の中で、わたしの体内の1リットル、はさすがに過言だが500ccくらいの水分は持ってかれたのでは…?影山のトスとともに…ってほどにズビッズビのボロッボロだった。もう嗚咽を堪えるのに必死で、ハンカチなんて途中から意味をなしてなくて。それくらい、ずっと咽び泣いてた。きっと彼らが流した汗と同じだけ、わたしは涙を流していたんじゃないかな。

たった一試合。
だけど、そこに至るまでの屈辱と涙を、努力と歓喜を、紡いできた信頼と絆を。すべて、知っているから。だから、こんなにも心揺さぶられる。胸を打たれる。これは彼らの軌跡と、そして成長を見守ってきたがゆえにもたらされる感動なんだよな…

"試合に絶対なんてない"
過去の一部始終を見届けてきた全員にその共通認識があるからこそ、王道の確約がない試合展開に燃えるし、希望をかけた刹那に訪れる反撃に、もうダメだと思ったそこからの粘りに泣くんだよ…
もうすべてがアツい…胸熱ム…😭😭😭

そんな白熱の舞台を彩るアニメーションもまた圧巻で、全カットにおいてこの作品への愛と想いが詰まってた。まず映画館ってだけでこんなにも音という音が体育館に響くそれと同質であることに感動。応援も、歓声も、レシーブも、スパイクも、なにより彼らの不安や焦り、高揚、興奮のどれもが息づかいとともに全身に伝わってくるんですよね。

たぶんわたしたちはあの瞬間、確実に東京体育館にいた。ともにあの場に居合わせて、彼らの試合を目の当たりにした。そう錯覚してしまうほどに、かつて味わったことのない臨場感だった。

あとは言うまでもないけど演出ですよ…。
わたしの中のノブが、いやセンスどうなっとる??と泣き崩れながら悶えてました😭
対になるキャラにペアで光をあてる構成も、確信犯な回想も、ひたすらにズルい……。そのオタ殺しの手腕には、全ハイキューファンがひれ伏すしかねえべ…(by菅原孝支)

なによりあの極上のラスト。おそらく観客全員の胸に刻まれたであろう名シーンですが、4DXで観る意義はあそこにあったと言っても過言ではない…。今後あの数秒間を超える映画的体験はそうそうできるものではないだろうし、できなくていい、とさえ願っている自分がいる。
そういう意味でも本作は、漫画をアニメという別のコンテンツに生まれ変わらせることの意義を最も理想的な形で実現させた、現代におけるひとつの正解であり、頂点なんじゃなかろうか…。

ゆえに断言したい。
これは、絶対に映画館で見届けるべき決戦です…!!

待ち望んだ悲願の、
そして世代を超えた戦いであること、
なによりわたしたちはみんな
烏野と音駒、
それぞれに積み重ねてきたものと、
ともに積み重ねてきたもの、
どちらも知っているから…

終わらないでほしい。

そう何度も祈りながら迎えたエンドロールでは、切なさとともにどこか清々しさもあり、同時にこの作品への愛と、感謝と、全キャラへの愛しさで溢れていました。

はあ〜まだまだ語り足りんね…
控えめに言って最高だハイキュー‼︎😭😭😭

そんでわたしはいよいよ黒尾先輩が好きなのか中村悠一が好きなのか自分でも混乱してきたけど、もうどっちも好きでいっか〜!に落ち着きつつあるね!

グッズもいっぱい買っちゃった!
す