週刊少年ジャンプにて連載され多くのファンを魅了して完結した「ハイキュー!!」その中でも因縁のライバルである音駒高校との春高での戦いを描いた作品。
今までもアニメシリーズの総集編として劇場公開されたことはあったが、劇場版作品としては本作がシリーズとして初。
それもあってまるで会場で観戦しているような、自分がコート内にいるようなそんな錯覚に陥るほどとても音にこだわっていると感じた。
床をシューズがキュキュッと鳴らす音、スパイクがブロックに当たる音、ラリーが続き荒くなる息遣い、臨場感たっぷりだった。
烏野高校が主人公ではあるが、本作は音駒高校目線で少年時代の物語や試合が進んでいくのも印象的。
研磨のある一言のとき無音とした演出はゾゾっと鳥肌たったし、
黒尾の高笑いは、今まで黒尾が成し遂げられなかったことをやった日向への賞賛でと日向自身もついに言わせてやったというガッツポーズが出て感動した。
概ね満足だが、どうしても尺の都合上原作からカットしてしまうシーンがあるのはしょうがないが、印象的でかっこいい個人的に好きなシーンがなかったのは残念だった。
ここまで音響にこだわっているのでIMAXや動きのある4DXでも観にいきたい。