いて座

映画 マイホームヒーローのいて座のネタバレレビュー・内容・結末

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ドラマが面白くて続きとなる映画を楽しみにしていたよ。
ヒーローはヒーローなんだけど、ふと殺人犯だよなってなって、でも乗り切り方が巧妙だから見ててほんと面白い。

いつの間にか5歳の息子がいたのびっくりした。麗花ともだいぶ歳離れてるし、これは確実に人質コースだって思ったよね。
家族で食事をするシーンで麗花が「犯罪者は許さない」的なことを言う隣で麗花を見て「逞しいね」って言う鉄雄の表情もセリフも良かったな。絶妙な表情してたし、肯定するんじゃなくてただ褒める感じのセリフなのが良かった。

間取の10億円の件はすっかり忘れてたし、間取も鉄雄が殺したと思ってたからモノローグ助かる。
間取が上だと思ったら志野っていう新たな敵が出てきて、なんならあの竹田とマブ的な関係だったのじわる。竹田もただの半グレじゃなくて傭兵だったんか。

上映前の舞台挨拶で宮世琉弥がいたから映画に出てるんだなって知ったけど大沢の不思議な感じのキャラクターも良かったな。
ハッキングが得意っていうのであれだけの情報集められるんだから、下手したら警察より優秀なのでは?
鉄雄が大沢が作った手製の銃を竹田に使わせたのを見て、鉄雄と大沢ではまた頭のキレ方が違うなって思ったし、わりと呆気なく倒れたけど結果的に竹田に復讐果たせて良かったねってなったし、集めた情報のおかげで鳥栖家が救われた部分も大きいからキーパーソンすぎた。

安元さん刑事だから悪い人ではないんだけど初手の洞察力すごくてこっちまでヒヤヒヤしたし、鳥栖家を守ろうとしてくれたのにまさかの部下に殺されるは裏切りがすぎるぜ!
麗花と話すシーンで「悪を許さない」的なの言ってたのに「勤務中に飲酒はいいんですか?」ってなったよ。

鉄雄が麗花を車で送って真実を話そうとするシーンでワイパーが動いてる音が心臓の音とリンクして見てるこっちまで緊張してバクバクだったのめちゃくちゃ良かった。
「付けときなよ」ってさりげなくGPSを入れたお守りを鉄雄のカバンに付けてからの、恭一が「間に合えよ」って切ってたGPS付けて志野と共に焼身自殺をしようとする鉄雄を麗花に止めさせる流れ良かった。お互い「家族のため」っていう目的があったからこそドラマではああいう終わり方になっちゃったけど、なんだかんだ鉄雄と恭一のコンビ好きだな。

舞台挨拶で佐々木蔵之介も津田健次郎も高橋恭平も関西の人だから関西弁で話してたのめろすぎたし、木村多江の電車に挟まれた話が面白すぎて一緒に見に行った妹と爆笑してた。あと司会の人テンション高すぎて初めて見るタイプの司会だった。
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