ダオ

石内尋常高等小学校 花は散れどものダオのレビュー・感想・評価

4.0
2008年につくられた新藤兼人95歳での監督・脚本作品。大正時代の終わり広島の山奥にある石内尋常小学校には生徒想いの熱血教師がいて……。

これは新藤兼人監督の自伝的な作品なんですね。故郷広島での少年時代からシナリオライターとして自立するまでを独特の見せ方で綴ったもの。

これを普通の映画として見たらそりゃ「?」ともなるかもしれませんがね、しかし一貫して好好爺が嬉々としてメガホン叩いている姿が目に浮かぶじゃないですか! しかも好きな人たちにかこまれてね。映画の外にまで溢れる『幸福』を愛でる映画でありました。天晴れでありました。
ダオ

ダオ