公開当時は普通にドラマが売りだったが、時を経て今ではカトリーヌのブレイクした作品として有名であり、また実際にカトリーヌを愛でる事が一番の観所となっている。
それにしてもつい「その発育状態で16歳はねーだろ!」とツッコミたくなったが、驚いたことに実際に撮影当時は16歳。
これは39歳のおっさんが惑わされてもしょうがないでしょ。
次作の「太陽の下の18歳」は今作でブレイクした後なのでアイドル映画となって中身のないものとなっているが、今作はストーリーも哀愁がありなかなか魅せてくれる。
ただあまりに若者対中年の対比がステレオタイプで捻りが無いのが残念。ハリウッドがリメイクすればボンネットに乗ってついてきたところで、ハッピーエンドだろうな。
無軌道な若者に翻弄される前半のイライラ度を、後半で晴らして、カトリーヌとうまくいきそうになったところで浜辺で目覚めるシーン、となれば味があったが、イライラ度を晴らせないままなのと、一人車で帰る蛇足シークエンスが残念。
浜辺のシーンにかぶるモリコーネの音楽が素晴らしかっただけに、あそこで終わってほしかった。
余談。
知らなかったが、カトリーヌ・スパークの家柄が凄すぎる。
wikiによれば
「一族はベルギーでは芸能の世界より、名門の政治家一族として圧倒的に有名であり、祖母はベルギー初の女性上院議員として知られ、首相経験者に至っては2名も輩出している程である。特にその中で最も重要な人物は、ベルギーの首相を3度務めた伯父のポール=アンリ・スパークである。」
あぁ~、日本でいうところのDAIGOか・・・・