観て良かったと思える、とても良い作品でした。すごく面白かったです。
お恥ずかしながら、私はプロレスは全くの無知なので、アイアンクローという技名は聞いたことがあるけど、どういう技なのかは知らなかったです。
そんな状態でよく今作観たなって自分でも思いますが、予告を観て興味を持って観に行った私、グッジョブ！
70年代～80年代にかけて活躍されたプロレスラーのケビン・フォン・エリックを中心に物語が進行。
ケビン、デビット、ケリー、マイクの兄弟仲の良さにほっこりしたり微笑ましくなったりして穏やかな気持ちで観ていたのに、突然襲われる不幸の連鎖に胸が苦しくなりました。
自分だったら辛すぎて立ち直れないなと妹弟のことが脳裏にチラついて涙が…。
あと、両親がそれぞれ全く違う場面で放つ同じ台詞に「大事なところで突き放すのなんなん？」って腹が立ったりと、だいぶ感情移入してました(汗)
ケビン自身は今も健在ということで、いつかあちらに行った時に一人、おじいちゃんの姿で兄弟達と再開できるのかな？…だといいなぁと思ってみたり。
不幸が続いて辛くて暗い気持ちになったのに、観終わってじわじわ温かい気持ちが広がるのは、ケビンが顔を上げて前を向いて自身の築いた家族と未来を生きる強さに触れたからだと思います。観て本当に良かったです。
