036/2024
あれー?予告を見て期待した程ではなかったぞ。
プロレスに全然明るくないからそのせいかとも思ったけど他の方はそれでも軒並み評価高いのになー。
主軸が家族愛か父親の確執か多分その両方なのでしょうけど 前半父親をそんなに悪く描いていないせいか なーんか中途半端な印象。
例えば「葛城事件」級に毒親だったら後半まだ響くものもあったと思うんだけど。
そのせいで多分1番の肝である兄弟の絆もさほど刺さらず。
実話ベースなのでそんなに脚色するわけにはいかないのでしょうけど。
自覚は無いけど「コーダ あいのうた」もそうだったように家族愛の映画苦手なのかなあ。
呪いつーかなんつーか…
レスラーなら最悪死に至るケガはあるだろうし
バイクで無茶な運転したら事故には遭うだろうし
それを一族の呪いと呼ぶのはどうなんだ?
タイトルにあるアイアンクローも伝家の宝刀的なタイミングで繰り出す熱く込み上げるものを期待してたんだけどねー。
全体的にキャッチーな音楽で展開の勢いはいいんだけどなんかそれすらも薄っぺらく感じたな。
ラスト近くのファンタジー描写も
救いのない兄弟に対するフォローだったんでしょうが自分的にはちょっと違和感あったな。
リリー◦ジェームズは好きな女優さんなんだけど今回はあまりパッとしなかった。
やっぱこの人顔立ちが派手だから主役じゃないと映えない気がする。
それでも最後のケビンの息子たちの優しい言葉は沁みた。きっと息子さんら、孫らは自死なんて選ばないよね。