優しさが本当の強さ、ということを感じました。
守りきれなかったけれど、守ろうと、ずっと兄弟に寄り添い一緒にいようとしていたケビンが誰よりも強く、逞しいです。
その場の空気、目配せ、表情で家族愛とはまた違う真の兄弟愛を見ることができた映画でした。
私は兄弟がいないけれど、こういう異質な環境で支え合ってきた兄弟愛というのは計り知れないものなんだろうな。
後半、アッシャー家の崩壊を見ているようなホラー感があって手放しにハートフルな映画ではなかった。なんか怖い音楽・音響なシーンもあったし。
ちょっと前に「A24お腹いっぱい気味かなー」と思っていたけど、パストライブスといい「クゥー！やっぱりやるねえ！」という気持ちです。
