このレビューはネタバレを含みます
どれだけ鍛えてもどれだけ体を痛めつけても心の傷と哀しみは消えないんだよ、ということを懇切丁寧に描いていて良かった。
あまりにもあんまりな悲劇の連続に絶句し、泣きました。
哀しみを無視し続けた先にいるのが父親のフリッツであり、彼がかけた一家への呪いでもある。
エリック家があまりに多くを失った末に呪いを断ち切るまで。それはマチズモからの脱却と幼い頃に植え付けられた価値観との訣別だ。
プロレスには微塵も興味はないんですがすごい良かったです。ジェレミー・アレン・ホワイト...大好き。インタビューによるととくに緊張したシーンはあの電話のシーンらしい...。
俳優それぞれ筋肉のつき方が違うのは仕方ないけど、ザックエフロンだけガチの肉体すぎてちょっと浮いてなかった...?