アイアンクローのソニアのネタバレレビュー・内容・結末

実在するプロレスラー一家に起こる悲劇を描いたヒューマンドラマ。
プロレスは全く無知で、システムもあまりよくわかってないが、筋肉だるまと化したザック・エフロンを見たくて鑑賞。
プロレスなんて一ミリも知らなくてもスクリーンに釘付けになってしまい、あっという間に終わってしまった。最初に、内容に圧倒され、後から実話であることが効いてくる。映画では存在をカットされた末っ子も若くして亡くなっているらしく、本当に救いがない。
呪いというか、普通に呪いは父親(と母親)なんだけどな。陸上だったりバンドだったり、やりたいことを諦めさせてまで干渉してくるのに不満を言うと兄弟で解決しろってなるの無責任すぎる。殺しかけたシーンは実話なんかな？
ラストで多少報われる感じがあるけど、現実では結果的にケヴィンも子供たちをプロレスラーとしてデビューさせていて、なんとも複雑な気持ち。
公開初日に行ったが、現役時代の彼らを生で見ていたであろうおじさん世代がほとんどだった。作中で「日本で勝つことが大事」的なことを言ってて、一大ムーブメントだったんだなと痛感。

序盤で家族が食卓を囲むシーンがあるけど、結構エグい量を食べてワークアウトに励んでいるので、トレーニングモチベが上がる。あとケリーが元円盤投げ選手ってのも個人的にニヤついてしまった。本作で言及はなかったが得意技は円盤投を応用した回転パンチらしい。