このレビューはネタバレを含みます
プロレスに興味を持ったことがないので、実在の人物に関する前提知識は一切なし。
元レスラーである父親のもと、スターとしてのし上がっていく息子達。兄妹仲良くダンスを踊るシーンなど、前半は明るい展開。しかし兄弟達を次々と怪我や病気などの不幸が襲う。ホラーやサスペンスかと思いきや、実話ベースの話というから恐れ入る。
ラストシーン、ケビンが子供に『男でも泣いていい』と言われたのが全てであるように思う。父親に従って盲目的になっていた兄弟だったけど、そもそも正解だったのか。泣いてネを上げる事ができていたらこんなことにはならなかったのでは。ああこれもトキシックマスキュリニティだね。
因みに史実では更にもう一人弟がいて、やっぱり自殺しているらしい。不幸が過ぎる...